店舗デザイン

店舗にとって重要なコンセプトとは?そのポイントと作り方を解説

店舗コンセプトとは

店舗コンセプトは「どんな店にするか」ということです。はじめは漠然とどのような店舗にしたいか、どのような店舗があると良いかという点から考えイメージをしてみましょう。
例えば「カフェでゆっくりお茶をするのが好きだ」「楽しく人々が集える場所にしたい」「落ち着ける場にしたい」など自分がその店舗を利用する場合に、どのような店舗であれば利用したいかを考えていけばイメージしやすいですね。

もしやりたい店舗に合うイメージを想像するのが難しければ、似たような形態の店舗写真・装飾や雰囲気のイメージ画像、あるいはどのような色にしたいか・自分はどんなものが好きかを細かいことでも依頼する業者に伝えることが大切です。
「白を基調に明るい雰囲気にしたい」「雰囲気のある落ち着ける空間にしたい」など

コンセプトの作り方・考え方

「いつ」

いつまでに行うのか時期を定めましょう。もし季節性のある商品の場合は最もその商品が世間に受け入れられる時期を選ぶのが一般的でしょう。それ以外にも、他のイベントや流行に乗る等、固定客を獲得する為にも、オープン日程は重要です。

「誰に」

男女・年齢などターゲットを定め、さらにどのようなグループで利用するのかを想定しましょう。個人か、ファミリー、団体か等、客席の配置に大きく関与する所です。例えば個人ならカウンター席を多くとる必要がありますし、ファミリーならテーブル席や個室、団体向けなら座敷や大広間が必要になってきます。

「何を」

メニューや商品のラインナップを決めましょう。提供メニューによって、テーブルの大きさを考える必要があります。さらにメニューや箸、調味料、メニュー等はテーブルに備えるか、一つ一つ個別で提供するかでも必要な大きさは変わってきます。これらが変わることで店舗のレイアウトにも影響します。
加えてテイクアウトを併用する場合には外部に面したカウンターも必要になってきます。

「どこで」

客層に合わせたエリアを選びましょう。ターゲットを定めた市場調査を元にその場所が出店に適しているのか否かの判断が必要です。昼と夜、平日と休日で人の流れが大きく変わる地域もあります。そのような場所は特に慎重な市場調査が必要になるでしょう。

「どのような」

客層にも関わってきますが、店舗の雰囲気やスタイルではオープンな客席配置なのか、完全個室とするか、併用かなど客席もポイントになります。加えて求める客層に合わせた店舗の雰囲気が必要なのはもちろんの事、どのように宣伝告知していくかにも関係してきます。それ以外にも照明の明るさや、従業員の服装など、店舗の印象は重要です。

「どれくらいで」

開業するためにはどれくらいの時間やお金をかけるかは、初期投資を何年で回収するかをもとに、数年後の事業拡張を目指すかといった事業計画のことです。さらにメニュー開発の為の時間はどれくらいとれるか等、事業の根幹となる部分です。
初めての店にはどうしても、あれもこれもと詰め込みたくなるのが人情ですが、本当に必要な設備をピックアップし、無駄な初期投資の無い計画を立てましょう。

「誰と」

社員数・アルバイト数によって、着替える場所や休憩場所等のバックヤード的スペースの大きさが変わってきます。さらに店の規模によっては従業員専用のトイレが必要な場合もでてきます。

上記にあげたこと以外にも、「回転率をあげるには」「客単価を高めるためには」「リピート率をあげるためには」など、ひとつひとつ最初は漠然としたイメージから、より具体的なコンセプトを作り上げていくことが重要です。

コンセプトと合わせて店舗レイアウトにも気を配る

店舗レイアウトは実際の売上げや使い勝手を左右します。例えば飲食店では席数・席の配置(ベンチシート席・イスでも異なる)により回転率や客単価などが変わり、それによって売上げが左右される為、これらはとても重要になってきます。

その他、店舗の各スペースでは以下の項目に注目しましょう。
・厨房:調理の工程、料理提供のタイミング、料理人の数に大きく左右される
・客席の居心地の良さ、雰囲気、他の客との距離感をどれくらい必要とするかなども重要
・バックヤードの広さ、設備は従業員の働きやすさにも関係する

作業効率アップでお客様・従業員共に満足できる店舗にしましょう。オペレーションや店側・お客様側の導線を考え、従業員はどのような導線で動く必要があり、そのような導線だと効率が良いのか、店舗を利用するお客様はどのような導線であれば気持ちよく店舗を利用することができるかを考える。
設計業者に相談・依頼出来るようなイメージはある程度考えておきましょう。

双葉デザインがご提案できること

1. お店のスタイルをお客様(開業者)と共に考える

やってみたいこと・好きなスタイルを取り入れ、大きな枠のイメージからお店の雰囲気・広さなどが伝わるパースやイメージコラージュなどを作成しイメージを具現化する。
例:この小物を置きたい。どこかに緑を入れたいなど全体像が具体的でなくても OK

2. それぞれの店舗のスタイル・ニーズにあった席数・組数を考える

平面図・展開図・立面図などでご提案します。
例:ファミリーレストラン→グループ客が多いのでベンチシートの席を多く・カウンター席を少なく、ラーメン屋→1〜2 人の客が多いのでカウンター席を多めに設計し回転率をあげる、高級レストラン→席の間隔は広くとり、個室を多く計画するなど

3. 従業員・お客様との導線を考える

飲食店を利用するお客様の主な導線は大きくは 3つあります。
・店舗入口から席まで
・席からトイレまで
・席からレジまで
この 3 つと従業員の導線が重ならないようバックヤードの位置、従業員入り口(入り口が1つしかない場合は出入りのある時間帯)などから考える。また、毎日その店舗で働く従業員が使いやすい店舗を提案します。
上記にあげた内装のレイアウト・デザインのご提案だけではなく、既存であるものを生かしブラッシュアップするご提案や、店舗にとって重要であるロゴデザイン・外装デザイン(アイキャッチや看板)など景観に合わせるご提案もさせていただきます。
例:内照行灯ゲートで 2F や地下のお店であっても入りやすい雰囲気をつくる、提灯を取付け明るくにぎわい感を演出するなど…

このように開業者側・店舗を利用するお客様側の立場になり「常にお客様と共に」店舗づくりを考えています。



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